代表挨拶

魂の想いをかたちに変えて

思えば私は、物心のついた幼少時より、自分は何か人と違うのではないかという思いを抱き、思春期を迎える頃からは、「一体自分は何者なのか」という思いに苦しめられてきたように思います。

何とかしてこの苦しみから解放され、しあわせになりたいと、もがけばもがくほど、その苦悩はますます深くなり、心の奥底で”大嫌いで赦せない自分”を責め続けてきました。

私は、この苦悩から逃れるため、魂の希求を封印し、世間的に幸せに見える”みやけまりこ(本名)”を演じて生きることに決めたのです。

ですが、私の魂はその封印の鎖を強烈な勢いで解こうと叫び声をあげ、大きな葛藤に苛まれた挙句、精神は極限に達しつつありました。


「今までの選択は全て間違いだったのかもしれない」


まさに離婚という大きな決断をしたその直後も、

「私の人生は、天から見放された失敗の人生なのかもしれない」

「一体私は、これからどうなっていくのだろう」

自問自答を繰り返していた、そんなある日のことでした。
亡き祖母が神々しい姿で現れ、メッセージを送ってきたのです。


「全部知ってたよ」


「誰が？誰が知っていたの？」
祖母の姿に心の声で私が尋ね返したそのとき。

「全部知っていたのは私自身」だと悟ったのです。

過剰な期待の鎧を脱いだ等身大の自分を初めて愛おしく思えました。

自分を蔑み、すべてを責め、選択ミスを繰り返しながらも、何とかしてしあわせになりたいともがいた私。
それなのに、偉大な神様は、そんな私を「いつどんな時にも優しく抱き、愛し、護ってくださったのだ」とはっきり知りました。

とめどなく流れる涙のなかで、私は新しく生まれ変わったのです。

私は、運命の脚本を書き換え、このときから新たな人生のスタートラインに立ちました。

客観的に見れば私は、取り扱い困難な変わり者。アンバランスでいびつな人間。なのかもしれません。

ですが今、

「こんな私だからこそ、できることがあるはず」

「私にしかできないことが、きっとあるはず」

このような魂の想いをかたちに変えるべく、この度、株式会社GTMを創立するに至りました。
生まれたばかりのこの会社がどこへ向かうのか、確かな海図があるわけではありません。

しかし、私の今日までの人生が目に見えない偉大な力に護られ、天命へと導かれたように、産声をあげたばかりのこの小さな会社も、
お世話になった方への恩返しができるほどに成長し、やがて大きく皆様のお役に立てると信じております。